―300m以内に施工車が近接できれば補修可能―
カメラ調査の状況により伏びの補修を行う場合は、FCRライナー工法(標準タイプ)を使用します。伏び補修専用工法の開発により、下水道用の工法をそのまま利用していた従来の補修での問題点が解決できました。損傷した伏びをたった1日で補修し、土砂の流入を止め陥没事故の発生を防ぎます。
【1.簡易清掃】
高圧洗浄車で伏び内を簡易清掃。
【2.調査】
伏び用カメラで、施工前の伏び内の状態を調査。
【3.ライニング材引込み】
FCRライニング材を伏び内に引込む。
【4.硬化】
FCRライニング材を空気圧で拡張させた後、蒸気を供給し硬化。
【5.管口仕上】
FCRパイプの両側管口仕上げ。
1.施工車両が300m以内に近づけること。
2.FCRライナー工法(標準タイプ)の管径および材料呼び厚さは下記のとおり。
―左右の管径が異なる伏びをそのままの径で補修―
単線を複線に拡張、あるいは鉄道と並行する道路建設などに伴い、左右の管径が異なる伏びが多数設置されています。
従来の工法では、小さい径に合わせてライニングし、隙間にモルタルを注入し、完成させていました。左右の管径が異なる伏びをそのままの径で補修できる「FCRライナー工法(異径対応)」を開発しました。
1.左右の管径が異なる伏びをそのままの径で補修。
2.近隣の住民の方の満足度向上。
【1.簡易清掃】
高圧洗浄車で伏び内を簡易清掃。
【2.調査】
伏び用カメラで、施工前の伏び内の状態を調査。
【3.ライニング材引込み】
FCRライニング材を伏び内に引込む。
【4.硬化】
FCRライニング材を空気圧で拡張させた後、蒸気を供給し硬化。
【5.管口仕上】
FCRパイプの両側管口仕上げ。
1.事前調査を行うこと。
2.既設伏びの小口径側から材料引込みスペースがあること。
3.施工車両が300m以内に近づけること。
4.大口径伏びの長さは10m以下であること。
5.伏びの長さは合計30m以下であること。
6.施工可能な組合せは下記のとおり。
*表記以外の組合せにつきましてはお問合せ下さい。
*表記以外の組合せにつきましてはお問合せ下さい。
―線路閉鎖間合の中で補修―
都市圏駅構内の数時間の線路閉鎖間合しかとれない箇所の排水管に侵入水・漏水・変状があり補修を行う場合、短時間で施工を完了させることは困難でした。
短時間で補修できる「FCRライナー工法(短時間硬化タイプ)」を開発しました。
1.数時間の線路閉鎖間合いで伏び補修可能。
【1.簡易清掃】
高圧洗浄車で伏び内を簡易清掃。
【2.調査】
伏び用カメラで、施工前の伏び内の状態を調査。
【3.ライニング材引込み】
FCRライニング材を伏び内に引込む。
【4.硬化】
FCRライニング材を空気圧で拡張させた後、蒸気を供給し硬化。
【5.管口仕上】
FCRパイプの両側管口仕上げ。
1.伏びの長さは15m以下であること。
2.施工中の外気温は5℃以上30℃以下を原則とする。
3.作業は原則として1箇所2日(夜間)(簡易清掃1日、補修1日)とする。
現場状況によっては管口仕上は翌日0.5日(昼間)とする。
4.施工車両が300m以内に近づけること。
5.管径および材料呼び厚さは下記のとおり。
―施工車両が300m以内に近接できない伏びの補修―
補修する伏びの管口まで施工車両が300m以内に近づける場合は、FCRライナー工法(標準タイプ)により施工できます。
しかし、300m以内に近づけない場合は、仮設道路の布設等の大掛かりな事前準備をしなければ施工できませんでした。
施工車両が300m以内に近接できなくても補修できる「FCRライナー工法(遠隔対応 短時間硬化タイプ)」を開発しました。
1.施工車両が300m以内に近接できない伏びの補修可能。
2.洗浄機材、補修機材をコンパクトにし、軌陸車に積載。
3.可搬式の伏び専用カメラにより、積載荷重軽減。
4.FCRライニング材の短時間硬化。
【1.簡易清掃】
高圧洗浄車で伏び内を簡易清掃。
【2.調査】
伏び用カメラで、施工前の伏び内の状態を調査。
【3.ライニング材引込み】
FCRライニング材を伏び内に引込む。
【4.硬化】
FCRライニング材を空気圧で拡張させた後、蒸気を供給し硬化。
【5.管口仕上】
FCRパイプの両側管口仕上げ。
軌陸車による材料の搬送
1.伏びの長さは15m以下であること。
2.施工中の外気温は5℃以上30℃以下を原則とする。
3.作業は原則として1箇所2日(夜間)(簡易清掃1日、補修1日)とする。
現場状況によっては管口仕上は翌日0.5日(昼間)とする。
4.管径および材料呼び厚さは下記のとおり。
―伏びの管口から途中までの補修―
鉄道と道路が並行している場合、横断する伏びの維持・管理責任は、それぞれが管轄する管理責任時範囲に限定されるのが通例です。
しかし、従来の工法では隣接管理者と協議の上で全スパンを補修しており、コストが高くなる場合がありました。
伏びの管口から途中までを補修できる「FCRライナー工法(途中対応) 」を開発しました。
1.管口から途中までを補修
2.部外協議不要
【1.簡易清掃】
高圧洗浄車で伏び内を簡易清掃。
【2.調査】
伏び用カメラで、施工前の伏び内の状態を調査。
【3.反転ステージ設置】
枠組足場等の反転ステージを設置。
【4.ライニング材挿入】
FCRライニング材の先端よりエアーまたは水を注入し、反転挿入。
【5.硬化】
FCRライニング材内に温水ミックスシャワーまたは蒸気を供給し、硬化。
【6.管口仕上】
FCRパイプの片側管口仕上げ。
※反転機を使用して反転ステージを設置しない方法も用意しています。
※反転機を使用して反転ステージを設置しない方法も用意しています。
1.事前調査を行うこと。
2.FCRライニング材挿入のため、枠組足場または反転機が必要(線路脇に占有スペースが必要)。
3.一定水量確保、温水冷却放流が必要。
4.管径および材料呼び厚さは下記のとおり。
―管径φ800以上の伏び、橋梁の補修―
FCRライナー工法(標準タイプ)は伏びの95%を占めているφ750までを対象にしています。
しかし、新幹線・在来線の一部にはそれ以上の管径の伏び・橋梁があり、不具合時には大事故につながる可能性がありました。
大口径の伏び・橋梁の補修ができる「FCRライナー工法(大口径対応)」を開発しました。
1.φ800以上の伏び、橋梁の補修が可能
【1.簡易清掃】
高圧洗浄車で伏び内を簡易清掃。
【2.調査】
カメラにて、施工前の管内の状態を調査。
【3.反転ステージ設置】
枠組足場等の反転ステージまたは反転機を設置。
【4.ライニング材挿入】
FCRライニング材先端より水を注入し、反転挿入。
【5.硬化】
FCRライニング材内に温水ミックスシャワーまたは蒸気を供給し、硬化。
【6.管口仕上】
FCRパイプの両側管口仕上げ。
※反転機を使用して反転ステージを設置しない方法も用意しています。
※引込み方式も用意しています。
※反転機を使用して反転ステージを設置しない方法も用意しています。
※引込み方式も用意しています。
1.事前調査を行うこと。
2.反転挿入の場合、枠組足場または反転機が必要(線路脇に占有スペースが必要)。
3.一定水量確保、温水冷却放流が必要。
4.管径および材料呼び厚さは下記のとおり。